暖冬も、なんのその・・・
米子20:00に出発して、中国道から名神道へ、そして中央道の諏訪南ICで下車。その時間8時間30分の運転。今年も昨年に引き続き、八ヶ岳へアイス向かいました。今回はI崎さんと二人で、長い長い道のりで長野県に入りました。
赤岳山荘の駐車場を出発、寝不足なので頭の中はボケ~とした状態で、歩くスピードも上がりませんが、本日は「峰の松目・南東沢」のアルパインクライミング。グレードは3級上と私向きなコース。
堰堤から3つか4つ目の橋を渡ると、出合となりました。
出合から数十メートルでしょうか?F1が現れました。いよいよ登攀開始です。
一年ぶりのアイスなので、ここはフリーで行かず、ロープを出しました。
F3からはナメも含めて比較的簡単なルートらしいので、私がトップでコンテでF7まで登りつめました。
指を4つ立ててますので、F4です(笑)雪の状態も良く、デブリは所々跡として残っていますが、危険を感じる所はありませんでした。ここの沢は南向きなので、日光が当たりやすく、着込んだウエアーが暑く感じる程でした。氷の状態は極端に硬くもなく、ゆるくもなく、丁度いい感じで、最高の登攀となりました。二人で「この日に決めて良かった!」と口をそろえて話してました。
振り返ると、御小屋山と阿弥陀岳でしょうか?抜群の景色に二人とも、来て良かったと。
真っ青な空と、真っ白な雪。コントラストがとても楽しさを倍増させてくれました。
壮大な景色に感動しました。
恐らくF9だと思いますが、バーチカルな氷壁が現れます。
最終のFを超えると、開けた沢に様変わりしました。残すは数十メートル右俣を詰めれば峰の松目の稜線に出ます。
GOALが見えて来ました・・・。総評すると、しっかりと冷え込んだ後など、南向きの事を考えると温かく、氷も丁度良くとても快適でした。中間の小滝はともかく、最初と終盤の滝は登りがいもありますし、私にはピッタリな沢でした。そう言えば・・・「南西沢と南東沢」が峰の松目にはありますのでご注意してください。
稜線に出るとピンクテープと所々存在してる踏み後をたどり、赤岩ノ頭を目指します。不意にハマるので、大変苦労しました。しかし体力の衰えを感じた所でした。
森林限界を抜けると景色が広がりましたが、まだまだ遠くにあるピークを見て、愕然でした。
赤岩ノ頭に到着しました。やっと、長かった稜線におさらばできる喜びと、登攀での満足感が相まって、冷たい風を感じながら、うれしさを感じる所でした。
八ヶ岳連峰と大同心
北岳でしょうか・・・
峰の松目
鉱泉で登攀道具をしまい、長い道のりを山荘まで歩いて下山します。
今回の南東沢が一望出来ました。
その後、駐車場にテントを立てさせて頂き、19:00には就寝。酒も喉に通らない程疲れていました。
そして・・・2日目はテントを回収して、帰る準備をやったあと、南沢大滝へ向かいました。昨年は大滝を途中までとしましたので、今回はトップアウトするとI崎さん。到着すると、昨年と違いやはり滝が痩せています。登れるルートも限られていましたので、1時間順番待ち。1本登り、帰りもあるので13:00には回収して、16:00に帰路に付きました。
順番待ちの図
今年もアイスに誘ってくれてありがとうございました。