3年ぶりに遠征行きました(2話) 南岳~北穂岳~上高地
03:30に起床し、それぞれ準備していざ、大キレットへ。思い起こせば10何年前、ここを歩きたいと思いつつ、なかなか実現しなかった「大キレット」へみんなで行ける喜びをかみしめながら、全員無事に通過を目指して3日目(最終日)スタートしました。
想像通りのルートで、体力のある人、ルーファイがうまい人、声を掛けてくれる人、岩が得意な人、それぞれ特徴があるメンバーなので、決して若くないメンバー構成なので、助け合いながら進んで行く。
明るくなった後も、ガスと雨が続くが、2時間くらいだろうか、段々と天候も回復してきた。雨で滑るのかな?と心配していたが、コケや土などの滑るものが付いていない岩なのか?案外グリップは良く感じた。「長谷川ピーク」まで順調に進めた。
いよいよ「Hピーク」の近くまで来た。ガタガタと音を立てる岩を見極めながら、まさにキレットへ進む。
さすが「Hピーク」これまでと違う高度感に切り立ったナイフリッジだった。怖さを我慢する事が出来れば、そんなに難しくなく、ちゃんと杭や鎖がある。岩も滑る感じもしなかった。ワイワイやりながらの通過は本当に楽しいものだった。念のため、セルフする為にハーネスやスリングなど各人持参したが、使わなくて済んだので助かった。
A沢のコル手前の木製の橋が掛けられていた。
まだまだ、飛騨泣きを越えなければ北穂高に到着しないので、集中して登りきる。ガレ場も多く、落石に注意しながら行く。
来た道を振り返る図
なんもピークを越えると頂上直下にやっと到着した。なんとも言えない達成感だった。ほんと良く歩いた。
一安心。みなさん元気に北穂へ到着です。
涸沢向けて南陵ルートで高度を下げて行く。ここがかなり長く感じた。足並みをそろえると、時間が掛かり、逆に体力も消耗する感じがした。だけど、チーム行動なのでゆっくりと下山する。
前穂の北尾根が見える。今すぐでもやりたい気持ちになった。
13:00涸沢に到着した。ここでカレーを食べて、2班に分かれて上高地まで行く事になる。上高地からのバス最終便に間に合えば良いのだ。
徳澤で槍のピストン班と合流する。今回ザックがかぶってたのには、笑った。
さすが肉の多い二人、後ろの槍ヶ岳に負けていない。
予想していたが、肉の多い二人はこんな写真ばっか・・・。
その後ひらゆで貸し切り慰労会。よく飲んでぐっすりと就寝となりました。
おわり。。。
三年ぶりの遠征に行きました(1話)上高地~槍ヶ岳~南岳
先月の話になるのですが、コロナがまん延して約三年ぶり。みんなで北アルプス企画を計画しましたが、結果は2日目の天候悪く、1番行きたかった「北鎌尾根」は断念。それでも総勢9名でそれぞれのコースを選択して、槍・穂高界隈を楽しみました。
8/26 05:10上高地へ到着。昨日の夕方島根を出発し、睡眠もほとんど取ってない状況でスタート
伊藤・しんちゃん・私の3名は本日、北鎌尾根のコルまで行く予定なので、他の班と別行動。朝のうちは天気も良かった。。。
梓川の冷気が心地いい
12:00水俣乗越へ到着した。ここで最終判断の天気予報を確認すると・・・やはり回復どころか、悪い予報となり、万全の準備したのに諦めざるを得なかった。
大勢の大学生らしき団体(サークル)さん達の会話を聞いていると、リーダーさんがしっかりとしていて微笑ましかった。若いってうらやましい~
残雪期にやった東鎌尾根はやはり雪化粧のルートと全然違った。
北鎌尾根を眺めながら撮影
急遽、東鎌尾根で集合地点の槍ヶ岳に向かう。シャリバテ気味の私といとうさん。
そして14:30殺生ヒュッテで、大休止してヒュッテ大槍でテン泊となる。とにかくビールがおいしかった!高度障害なのか?頭痛が一気に治った!(笑)
後の班はババ平で宴会 笑
【2日目】
27日07:00にテン場を後にして、30分ほどで槍ヶ岳山荘に到着。この日は前日ババ平でテン泊している2班と合流して、南岳まで移動する。
何もする事がない私たちは、とりあえず槍の頂上で記念撮影。この時の会話は、北鎌に突っ込まないで、正解だったねと。
2班が到着後、3班の二人も上がってきた。今回は3日間かけて槍のピストンをする2人笑。また体に付けてる肉の分量からすると、妥当な選択なのか。
肉の多い二人を山荘に残し、我々は南岳に向かった。
計画では抜群の景色の中、稜線を気持ちよく歩くつもりだったが・・雨・風・ガスの三拍子が揃ってた。
15:00南岳小屋へ到着。 本当は雨風ひどく、小屋泊に変更した。空いてて良かった。
夕方になると、天候も回復に向かっていた。明日はいよいよ7名で大キレットへ向かう。
つづく
ほぼ1年ぶりに行って見ると
なんとも、ありがたい事に道中の草刈りを!
ここに来るまでの斜面を、今年も友人が草刈りをやってくれました。