伯耆大山 別山中央稜
別山中央稜を3人でやってきました。私とI田くんは前日に小屋泊、I崎さんは当日合流となりました。元谷小屋へ初めて泊まりましたが、思いのほか、快適に過ごせて、驚きでした。
06:00に小屋を出発。雪は少なめのしまった雪質で、雪崩の心配もありませんでした。
なんと数年ぶりに、また大山で近藤さんに遭遇、「あぁ、島根の!」と外見だけですが覚えてもらってなんだかうれしく思いました。昨日の風の強さは半端なく、ガイドで来て分大変だったという事で、今日は私たちと同じ中央稜という事。二人だったので先を譲ることにした。
隣の弥山尾根西陵は大渋滞が発生していました・・・。最後の人たちは日没が間に合うのか??
さぁいよいよスタート
下部の雪質は少々緩んではいるものの、しっかりとピックが刺さり、申し分ない感じでスタート
3Pくらいでしょうか?いよいよ雪が少ない傾斜がきつくなる場所に突入
上を見上げると、近藤さん達はどんどん高度を上げていく姿が見える
私たちもどんどんと言いたい所ですが、ロープの捌きに苦労して、時間をロス。
いくつか難しい個所がありましたが、無事に通過。今日は雪が少なく、氷も薄い、しかもアイゼンの爪が刺さる個所が限られており、雪が解けたおかげで、浮石だらけ・・・。
上部に行けば行くほど状況が悪くなる一方。ですが危険を感じるほどではなく、慎重に上がりました。
岩の上に草、草の上に薄い氷・・・これの連続で、別山頭まで残す2Pは雪は略なく、これぞミックスクライミング!しかも北方稜線よりも悪い??浮石だらけで苦労しました。
ご覧ような状況で、落石なしでは無理、ロープを引きずるたびにコロコロと岩が動き出す。現に私もカムを回収して体を起こした瞬間、手元のロープが岩にこすれ落石させてしまい、大反省。
3人とも無事に頭まで来れました。あとはナイフリッジを通過して、夏山登山道に出るまで、ひたすらコンテで抜けて行きました。
14:00頃下山を開始し、今回の山行を無事に終える事が出来ました。楽しいメンバーに恵まれて、別山をやる事が幸せの時間でした。